ロハスな衣・食・住が揃う。身体に優しい“食”を担うベーカリー

ロハスな衣・食・住が揃う。身体に優しい“食”を担うベーカリー

レストランやセレクトショップが集合したエココミュニティモール『ecomo』と、その一角にあるパン屋さん『marumaru』。かつて倉庫だったこの建物が目指す”ロハス”な暮らしとは?パン職人の安達さんと『ecomo』の宇多川さんに聞きました。

 

 

 

「ロハス」という生活スタイルを知っていますか? それは、地球環境の保護と健康を重視する生活スタイルのこと。

 

エココミュニティモール『ecomo』は、この「ロハス」をテーマに掲げた複合施設。大きな倉庫をリノベーションした建物のなかに、レストランやセレクトショップ、建築会社のオフィスなどが併設されています。

 

 

 

その一角にあるのが、今回ご紹介するパン屋さん『ecomo Bakery marumaru』。

 

「地球にも身体にも優しい素材を使う」をコンセプトに、できる限り無添加・自家製にこだわったパンづくりを行なっています。

 

 

 

オープン当初から愛され続ける、看板商品の「kakukaku」。

 

北海道で環境と人にやさしい農業に取り組む『アグリシステム』の小麦を使用し、一晩かけて熟成、発酵させることで小麦の風味をしっかり引き出しています。

 

むちむちと食べ応えのある食パンは、食卓にもおすすめです。

 

 

 

また、栄養豊富な全粒粉を使った食パンも。

 

『marumaru』の全粒粉100%のパンは、しっとりとして食べやすい口当たりなので、驚くお客さんも多いのだとか。

 

 

 

惣菜パンには、藤沢を中心に有機野菜の栽培・販売を行うグループ「ふじさわやさいをつくる仲間たち」の農家さんから直接仕入れた新鮮な無農薬野菜を使用。

 

また、クリームやカレーなどのパンに使うフィリングは、すべてベーカリーで手づくりしています。

 

 

 

およそ30種類のメニューを毎朝ひとりで焼き上げるのは、『marumaru』の2代目パン職人・安達さん。

 

先代の職人から受け継いだレシピを基に、自分なりのアレンジを加えながら、おいしくて身体にやさしいパンを目指したメニュー開発を続けているそう。

 

『marumaru』で提供されるパンの数々からは、2008年のオープンから15年続く『ecomo』の歴史と、スタッフのみなさんのロハスに対する一貫した思いが感じられます。

 

 

 

「実はecomoを経営しているのは、自然素材での家づくりに取り組む建築の会社なんです」

 

そう教えてくれたのは、モール全体の責任者である宇多川さん。

 

「このモールができる以前、会社の代表に病気が発覚したんです。それで代表が『これまでは家づくりだけしてきたけど、衣・食・住が揃わないと生活は成り立たない。これからは身の回りのものや食べ物についても、なるべく身体にやさしく、環境負荷の少ないものに切り替えていこう』と決意を固めて」

 

 

 

そんな出来事がきっかけとなって、2008年にエココミュニティモール『ecomo』が誕生。

 

代表の思いを体現した、「ロハス」がテーマのセレクトショップ、レストラン、ベーカリーが続々とオープンし、以来15年にわたって地元の人々の憩いの場となっています。

 

地元の有機農家さんたちによる毎月の野菜市や、季節ごとに開催されるお祭り「エコモノ市」も多くのお客さんで賑わい、10年以上通い続ける地域の方も少なくないとか。

 

 

隣接するレストラン『ecomo Restaurant』では、『marumaru』のパンが食べ放題。

 

 

環境保護や健康への意識を追求しつつ、あくまで買い求めやすい価格で、というのもコミュニティモール『ecomo』の譲れないポイントだとか。

 

安達さんは「一つひとつの商品が手に取りやすいお値段だと、お客さんも複数のお店にまたがってお買い物を楽しみやすくなる。レストランでのお食事やセレクトショップでのお買い物の帰りに、ベーカリーに立ち寄ってくれるお客さんも多いんです」と教えてくれました。

 

宇多川さんは「食べてもらわないと、ものの良さは伝わりませんから。地元である湘南でお店を営むからには、地域のみなさんに気軽に足を運んでもらえるお店でありたいと思っています」と語ります。

 

 

 

「同じポリシーを持ったベーカリー、レストラン、セレクトショップがひとつの場所で連携し合い、地域と交流し続けてきたことで、『ecomo』にしか無い面白さが生まれていると思います」と、宇多川さん。

 

衣食住を大切にすることから生まれた、ロハスなコミュニティモール『ecomo』。その“食”を支える、身体にも地球にも優しい『marumaru』のパンを、ぜひご賞味あれ。

 ご注文はこちらから→ ecomo Bakery marumaru – ハックツ! 

 

 

【プロフィール】

 

宇多川薫さん

 

エココミュニティモール『ecomo』の責任者。それぞれの店舗と密にコミュニケーションを取りながら、『ecomo』が居心地の良いロハスな空間となるようなさまざまな取り組みを進めている。茅ヶ崎出身。

 

安達有紀さん

 

エコモベーカリーマルマルの2代目パン職人。都内のベーカリーで経験を積みエコモへ。先代シェフから受け継いだレシピを大切に守りながら、マルマルのコンセプトに合うパンを新たに開発。お客様に喜んでいただけるよう、美味しくて身体にやさしいパン作りを目指す。

 

 

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